就職活動で連戦連敗中の大学4年生?笠松(かさまつ)ほたるには、ある“天敵”がいる。 小中高も一緒、そして、今も家の近くに住んでいる同級生の鍵谷美晴(かぎや?みはる)、そのひとだ。 クラスのもめ事にも正論で返し、さまざまなアクシデントも創意期间で乗り越える。いつも自分の前でまぶしいスポットライトを浴び続ける糊口。そんな幼なじみのキャラで自分を装い、入社試験に臨んだとしたら??? 「わたしにとってこんな自分だったらいいのには、鍵谷美晴だった」 美晴の個性を自分のものとして偽り、疏间したエントリーシートは、なんと通過。どう受け止めたら良いのかわからぬまま、次の面接、次の面接と、笑顔で嘘をつき続けていく???。 時は流れ、3年後。無事に内定を得たほたるは、驰名大手企業でバリバリと仕事をこなしている。そんなとき、エントリーシートを拝借した相手である美晴自己に街..三十二章
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